「脱ゆとり教育」を受ける子どもたちは「ゆとり世代」ではないのか?

iraira

「脱ゆとり教育」がはじまり、
今年で5年目になります。

完全に「ゆとり教育」を受けていない
子どもたちは

いちばん上の世代では小学5年生

ちょうどあと10~15年後には
「ゆとり教育を経験しなかった成人」
が社会に出てくることになりますね。

 

さて、ここで私が思ったことをひとつ。

「ゆとり教育を経験
しなかった成人」は、

「ゆとり世代」の
”社会で批判される特徴”を
持っていないのか。

今回はこの点について
少し考えたので
書かせていただきたいと思います。

 

 

・ゆとり世代とは

yutori

2002年度から2010年度まで、
小学校、中学校で行われた
「ゆとり教育」

この「ゆとり教育」を1年でも受けた
経験のある者たちが
「ゆとり世代」と呼ばれています。

 

「ゆとり教育」というのは、
主に勉強において
”詰め込み”の教育をやめて

子どもたちに”自発的に”
勉強に取り組んでもらうために
授業時間を削ったり

答えを教えるのではなく
”答えを自分で見つけさせる”など

従来の教育のやり方を
変えたモノです。

 

しかし、”詰め込み”を廃止し
子どもの自発的な学習を
目的とした「ゆとり教育」は、

失敗に終わります。

 

「ゆとり教育」を受けた
子どもの学力はそれまでの
子どもたちの学力と比べ

著しく低下し、

 

目標としていた
子どもたちの”自発性”
育たなかったのです。

 

・ゆとり世代の特徴

先のような「ゆとり教育」を受けた
子どもたちは

現在では大人になり、
社会で働いています。

 

しかし彼らは「ゆとり世代」と呼ばれ
他の世代の方たちに
非難されている立場にあります。

その理由は、
”悪い特徴”を持った人間が多いから。

 

他の世代に言われる
”悪い特徴”の一例を挙げると

 

◆ゆとり世代の特徴

・ストレス耐性がない

・おとなしく臆病

・自主性がない

 

◆ストレス耐性がない

shock

「ゆとり世代」はストレス耐性がない
と言われることが多いです。

ストレス耐性がない為、

・叱られることを嫌う
・すぐに結果を求める
・やりたいこと以外やらない
・すぐ逃げ出す

というような行動をします。

 

社会では少なからず
ガマンが求められますが、

そのガマンができないので
他の世代の方から
批判されてしまうのです。

 

 

◆おとなしく臆病

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おとなしく臆病な「ゆとり世代」は
上司に怒られたときなどに

すぐに泣いてしまったり
落ち込んでしまいます。

 

また、一度怒られてしまうと
恐怖心に打ち克つことができず、

怒った上司を避けたり
明らかに委縮したり

その後のコミュニケーションさえ
困難になってしまいます。

 

怒られ慣れてきた
上司の世代からすると、

扱いにくく感じることは
間違いありません。

 

 

◆自主性がない

muka

自主性がないことによって

・仕事への意欲が無い
・競争心がない

などの社会にとって
マイナスな特徴が生まれます。

 

仕事への意欲が無ければ
もちろん業務の覚えは
悪くなります。

競争心もないので、
同期と切磋琢磨せず、

仲良しこよしで
足の引っ張り合い。

 

この姿を見て
良しと感じる上司は
少ないでしょうね。

・脱ゆとり教育で
「ゆとり世代」の特徴は
無くなるのか?

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さて、説明が長くなりましたが
ここからが本題です。

「ゆとり教育」が終わり、
5年前から元の教育方針に
戻ったのですが、

 

これによって皆さんは

これから10年先、15年先に
社会へ出る子どもたちは

「ゆとり世代」の特徴が
無くなると思いますか?

 

私個人の意見ですが、
全くなくなるとは
思えないのです。

 

その理由は、

 

現在「ゆとり世代」と呼ばれる
人間たちが持つ特徴の原因は
「ゆとり教育」以外にもある

と、考えられるからです。

では、「ゆとり教育」以外の
要因とは何なのか、
私の意見を紹介します。

 

 

◆スマホの普及

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スマホが普及することによって
子どもには様々な弊害が
生まれると考えられます。

 

◆スマホの弊害

・学力の低下

・自発性の低下

・交際能力の低下

 

まず、学力の低下について。

「ゆとり教育」によって学習時間が
減らされたために
学力が低下した「ゆとり世代」。

しかし、「脱ゆとり教育」が行われる
からといって、

「ゆとり教育」以前の世代の
学力には戻らないでしょう。

 

それは、スマホが普及したためです。

 

ここで私自身の体験談をひとつ。
私は中学生時代、2年生までは
ケータイ電話を持っていませんでした。

しかし、3年生の初めにケータイを
親に買ってもらい、

友人とのメールやネットサーフィンに
夢中になりました。

 

すると、テスト期間にも関わらず
ケータイをいじる時間が増え

驚くほど成績を落としてしまったのです。

 

ケータイ電話でさえ
これほど夢中になるのですから

スマホではさらに
子どもたちは夢中になるでしょう。

 

 

そして自発性の低下

「ググる」という言葉を御存じですか?

分からないことをグーグル検索で
調べることです。

 

今では疑問に思った事や
知らないことを「ググれ」ば、

自分で何も考えずに
答えがポンと出てきます。

これは”考える力”が低下する
要因となり、

なんでも”調べればいい”と考え、
学ぶ意欲も低下する原因になると
考えられます。

 

 

最後に交際能力の低下
コミュニケーション能力の低下です。

現代では直接会話することが減り、
コミュニケーション能力の低い人が
確実に増えています。

社会でいちばん必要な
コミュニケーション能力は
「脱ゆとり教育」でも

取り戻すことは不可能でしょう。

 

 

◆少子化と子どもの成長

少子化問題は、
子どもの成長にも影響を
与えると考えられます。

 

少子化が進んでいる現在、
子どもたちは競争する相手
減っています。

「ゆとり教育」では
競争をしない
”ナンバーワンよりオンリーワン”

という教育の仕方が行われ、
それにより”上昇志向”が失われました。

 

「脱ゆとり教育」を行っても
競争をする相手の数が
減れば減るほど

競争心は比例して低下します。

 

「ゆとり世代」以前の頃のような
競争心を持った子どもたちには
ならないでしょう。

 

 

◆教育が変わっても
親が変わらない

イチバンの問題は
これだと思います。

 

子どもに何かあったら
学校にすぐにクレームを入れる
「モンスターペアレント」

 

そしてモンスターペアレントによって
厳しい指導ができない教育の現場

 

いくら「教育」が変わったとしても
親と現場が変わらなければ

学力も性格も、大して
「ゆとり世代」と変わらないのでは
ないでしょうか。

・まとめ

いかがでしたか?
私自身、「ゆとり世代」といわれる
人間ですが、

「ゆとり教育」は
子どもの精神の成長にとって
良くないものだったと思います。

 

しかし、スマホや親の過保護、
それに対する学校側の委縮など

「ゆとり教育」よりもさらに
子どもの精神的な成長を阻害する
ものだと思います。

 

とくに「モンスターペアレント」
子にとって害でしかないと考えます。

 

親は教育の現場を信頼すること、
現場は信頼されるような
環境を作ること。

この関係が保たれない限り
現代の若者と同じような
世代になってしまうという事を

しっかりと考えて
教育を行っていって欲しいと
思います。

 

 


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